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コムソモールはよく転ぶ…?
昨日のカ○レの練習、団長兼合唱指揮のA先生の体調が悪そうだったけど大丈夫かしらん…と思っていたら、発声練習の途中で…Jちゃんセンセイ登場!

ヴォイトレやソリストではご一緒してましたが、カ○レの合唱練習指導にみえたのは数年ぶりなのだそうで…びっくり。
#以前、今回と同じ会場で足踏み鳴らしすぎて下の階から苦情が来たという伝説があるらしい…w

今回はショスタコービッチ「森の歌」の中でも、皆の鬼門、5曲目の「コムソモールは前進する」のみを取り出した熱い熱い2時間でした。
#初めてのロシア語、初めての「赤い」曲。3回にわたる血のにじむような発音指導や曲の中身の話はまた追い追い語ります…。

コムソモールっつーのは、ソヴィエト(当時)の共産党青年会みたいなものらしく、4曲目の児童合唱「ピオネール(=共産党子供会みたいな組織)は木を植える」に続いて、アタッカで更に勢いを増した行進曲として出てくる曲です。

本物の演奏は「いかにも赤い国家鼓舞の行進曲」らしいめちゃ速さなのですが、まぁその1/2~1/3のテンポでとにかく言葉と音を付ける。

「音量は要りません、言葉と音程と音楽的な表現だけ残して声を温存してください…僕の練習はしつこいので。」と繰り返し強調するJちゃん。でも、楽譜にはffやらfffやら書いてあって、音量出してないつもりでも勝手に盛り上がってしまう。この音程ソプラノとテナートップ死ぬよ、とか思ってたら気が付くとアルトまで首絞められるような高音域に…ひええ。

曲は勢いのいいオケ間奏を挟みつつ、Tutti→アルト→Tuttiリフレイン→テナー→Tuttiリフレイン→女声2部→Tuttiリフレイン→バス→Tutti新展開からリフレイン(でも新歌詞)とめまぐるしく転換していきます。各パートソロをしつっこーく返したり、Tuttiで転調の鍵になるパートの音をしつっこーく取り直した後、通してみて初めて気が付いた…!

間奏の最後(ということはパートソロ入り直前)の1~2小節で、軽快に2~3度転調してみるパターン、多すぎ。しかも、登場の度に展開が違う。

アルトは比較的音を取り易い展開なのであまり意識していなかったのですが、テナーの入りの前は半音進行で、「聴いた音からそのまま取る」ことは不可能。女声2部はついさっきまで歌ってたA-DurからいきなりC-Dur。バス入りは一瞬前がF-Durに落ち着いたところでB入りだから何とか取れるけど、その前の転調がコロコロ。

慣れないと転びます。
実際、何回かずっこけさせたりさせられたりしてしまいました(苦笑)。
和声で捕らえたほうがラクですよ、と言われても、まだコトバとリズムで必死でそこまでアタマが回りきってませんでした(反省)。

まぁ、この曲は最終的には理論でどうこう納得するモンじゃなくってノリで駆け抜けるべきものなのだろうと想像はしておりますが…。
by cantotanto | 2007-08-11 22:41 | 合唱曲
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