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【新年会組必見!】これぞ初音ミクアンサンブルの真骨頂♪
コンサート(1つは明日音源入手予定)のレポートの前に、別モノのネタを。

別にヲタっぽい話題だからわざと避けていた訳ではないのです。初音ミク
VOCALOID2 キャラクターボーカルシリーズ01 初音ミク HATSUNE MIKU
/ クリプトン・フューチャー・メディア

↑アイドルっぽい声で、「日本語で歌う」ことができるDTM用の音源さん(ヴォーカロイド)第1号です。メーカー推奨では伸びる高音域が得意も、ポップス向けアイドル声質、とのこと。

2週間ほど前に、AppleTeaさんの日記で「初音ミクで『夜の女王』」を取り上げられていた所からちょいとハマりまして、情報のアンテナは張っていたのですよ。ニコ動も(無料だから2時まで観られないケド)登録しちゃったし。

[初音ミクの「夜の女王」]
誰でも見られるようつべはこちら
元祖、というか一番再生数が多くてコメントもすごいことになってるニコ動版はこちら

高音を正確に出せる「ヴォーカロイド」ならではの「人間離れ技」曲の完全演奏。
ただし、日本語の入力でどうやってドイツ語らしく聞かせるか難しいようで、ドイツ人から「何て言ってるかわからん」のコメントも付いているよう。
「とーでちゅめるつぇん」を「とーでしゅめるつぇん」に替えたり、一部の「まいね」がたまに「めいね」になっていたり、「であ」の下り母音具合の配分を変えれば、かなりドイツ語らしく聞こえそうですけどね。

…ってのはミク独唱のお話でした。

本日拾ってきたのは素晴らしい4声アンサンブル2本。全てニコニコ動画ですみません。

一つ目は…クレマン・ジャヌカンの「鳥の歌」。
M川センセイの楽譜の調ですから音取りならぬ音鳥に使えそうです。
ニコ動でしか聴けなさそうですが(今のところ)…
作者さんが「コメント見やすくした」という第2刷と、最初にリリースされた第1刷があります。
追記:更に、エコーを掛けた第2版が出てました。「響くハコで少人数アンサンブル」の雰囲気が出てます。こっちの方がよいかも。

歌詞は日本語版ではありますが、フランス語の原詩の母音と結構雰囲気を合わせ、かつ原詩に忠実な訳となっております。SATBで歌詞が違うところもちゃんと字幕付き。
で、本当に鳥の鳴きまねの部分は、手抜きなし。トゥルルルルルとか、ヴルルルルルとか速く入力すると、本当に巻き舌しているみたいに聞こえます。凄いデス。(最初から聴くとダレる人(ってこの長さで…?)は騙されたと思って2分50秒目から聴いて欲しい!)
コメントでは「もっとエコーを掛けたほうが…」という声もありましたが、ルネサンスアンサンブルは素朴なこの線でよいと思います。
問題は、SATB4声とも初音ミクで演奏させると、声の特性からバス音域はほとんど聞こえなくなってしまうこと。男声ヴォーカロイドの登場が待たれるところです。しかもバスとテナーは違う音色の方が合うだろうなぁ…。
#来月発売予定のヴォーカロイド第2弾はパワフルな声の女声(演歌もOK)とのことで、上手く使えばバリトンあたりにも応用できる…かもしれない…

とりあえずS&Aの音鳥には使えそうです。フランス語に自信がなかったら、作者さんの許可を得てこの歌詞で演ってみるのもウケるかもしれません(以上業務連絡)。


もうひとつの出色モノは、ラインベルガーのミサ曲より「キリエ」。もともとオルガン的なハモリ&ブツケの曲なので、DTMで純正律に近いピッチ調整を頑張るとこんなきれいなものが作れるのか!という名作です。
クリステの「ク」の長さの処理がやや残念ですが、こうやってラテン語モノを本気で扱ってくださる作家さんがいると嬉しいですねぇ。

しばらく、「ミクラシック」ジャンルから目を離せませんです。

あ、そうそう、蛇足ではありますが、ジョン・ケージの4分33秒を初音ミクに演奏させた(この人、本当に音源持ってるのだろうか)…という迷作もありました。曲を知らない人はビックリだろうなぁ…。
by cantotanto | 2007-11-28 02:00 | 合唱曲
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