カルミナカルミナカルミナ~♪
…って確か以前ペソ氏の日記のタイトルで見たような気がします。

年賀状にブログURLを晒す(ただし、職場関係を除く)という大胆なご挨拶をしたにもかかわず、その後更新せずすみません、のcantotantoです。

正月休みにサボっていた分、今週は週末までカルミナブラーナ対訳資料作りに追われています。大詰めデス。

ご存知の方はご存知の、膨大な歌詞の山(特に自分が歌わない男声合唱曲が…(苦笑))との格闘ではございますが、いろんな方の助けもあり、過去の自分の「作品」の情報を集大成できそうです。

ただ今、手元に勢ぞろいした「過去の遺物」は以下の通り。肝心の電子データが散逸してしまっているので細かい作業が必要なのは仕方ないのですが…。
ちなみに私今回、カルミナ・ブラーナ挑戦4回目デス。

1.学生時代(大学…6年目?だな)にジュ○スで歌った時に作った資料s
・発音記号(教会式だけど)入りの逐語訳@合唱曲ラテン語部分のみ
 これ、手元では紙も残ってなかった資料なのですが、同じ舞台に乗っていたK嬢が大事に持って今回も使ってくださってることが発覚!迷わずお借りしてコピーしました。
 当時、まだワープロ専用機ベースで作業してたヤツ、発音記号なんて外字登録で作ってたんですよ~。この曲はどうやらノートを付けずに辞書引きながら打ち込んでたようなので、これがほぼ生データ。まぁ、手元辞書とかが増えちゃったので引きなおしたい単語は一杯あるのですが。
 ちなみに最後のページに手書きで書き加えられた著者名、今と苗字が違うから旧姓知らなきゃ同一人物作ってわからないですよねw

・合唱曲ドイツ語部分を別の方が作ってくださった逐語訳
はい、私が逃げたので当時…どなたが作ってくださったのでしょう?学生時代はまさかドイツ語で「単位を取る」と「それらしい読みで歌う」以上のことをやれると思っていなかったのがバレバレ。今回一緒にお借りしました。これ、よく出来てます。

・訳本からオルフさん使用曲の詩のみを曲順に抜き出したコピー
 自宅にて発掘。大学図書館の本を借りてちまちま原詩を探していたのでした。まとまってみると今読んでもやっぱり楽しい。今回は手書きでフリースペースにコメント入れるつもりだから、「実はこんな曲」って書いてしまおうか。
 「イギリスの女王様曲」が「イギリスの王様に抱かれるなら」という逆の性になった上で、「リチャード獅子心王(←元祖ライオンハート)贔屓の少女の作か」なんて注が付いているので、どうやら元本ってかなりヴァリエーションがありそうです。
構成上面白いのは、"Veni, veni, venias"の歌詞と、全然別の曲のアルトパートソロの"Chume, chum, geselle min"が実は一連の詩だったりとか、地味~にいろいろあります。

2.地方の社会人合唱団(このブログ初期で言うところの「合唱団その1」)で1回目に歌ったときに作った資料
・合唱曲全体の逐語訳・カナ読み付き
Wordベースになって、大分省スペース化が図れてきたようです。「何となく自然に通し読める逐語訳」にすることで、通し訳掲載を省いていますね。今持ってる訳のベースはこの辺りだったのでしょう。訳語もそれなりに練られて来たような気がします。

3.地方の社会人合唱団で2回目に歌ったときに作った資料
・ソリスト曲を含めた「ぶっちゃけ口語訳」全文
私のPCにはこれのpdfファイルだけが残っていたのでした。多分1回目にほぼ形はできていたんだけど、2回目の際にプログラムに挟むためにそれなりにリファインしたもの。更なる省スペース化をするために原文が載っていません(ので今回楽譜を見ながら手打ちしなおした…)。カルミナ全文を4ページに納めたのはなかなかの圧縮陳列ぶりでしょう。
横に原文がないのをいいことに、行の並びを「日本語の通りの良いように」かなり変えています。”Ecce, gratus"の3番、"Gloriantur!"に始まる節などは、まるで高校生の英文法の授業のように「後ろの要素から先に」訳していくと意味が通るので面白いもんです。
カルミナ演ることが決まってから、カ○レの方何人かに押し売りしたのがこのヴァージョンです。

4.今回収集したその他の資料の面白いところ
・元祖版元S社の日本法人が公式に出していた古い訳
これも昔のものをお持ちの方にお借りしました。いやぁ、昔のCDとかの訳を「カタいなぁ」と思っていたけれど、元祖はここだったのですね。カタい上にわかりにくいです。文語にすれば下卑た文章も格調高くなる、という狙いがあったかもしれませんが、残念ながらこの曲の歌詞は本当に下卑ってるんだから仕方がないのです。開き直ってない分だけわかりにくいかもしれません。まぁ、自分を含めた今の日本人がどんどん文語離れしているだけなのかもしれませんが。
内容についてはあまりツッコまないでおきます。

・ドイツ語サイトのカルミナ訳資料

Google先生に教えてもらいました。ドイツ語慣れした団体向けに中高ドイツ語部分の現代ドイツ語書替えをしようと思って煮詰まっていたら、「歌詞&現代ドイツ語訳」の対訳資料がちゃんとWeb上にあるのですね。助かりました(特に格変化の格好を付けるためにw)。ちなみに"gruonet→grünet"とか"minnen"とかはかなり雅語的な表現のようで、現代ドイツ語だと違う動詞を使っていました。ほう。
#でも今回の書替えではそこまで親切はしません。minnenはminnenでしょう。

・以前買った中世ラテン語文法書
ひとことで言うと、「中世ラテン語は、古典ラテン語の文法があちこちなーなーになったもの」という感じであることがよーくわかりました。なーなーの例を知らないまま訳語を選んでいた頃の自分って凄い、とヘンに感心してしまいました。古典ラテン語のテストで書いたら×喰らいそうな混用・誤用チックな例文がいっぱいです。カルミナもこの「なーなー」前提で意訳していいんだ、と思うとこれまでの訳にちょっと自信を持てるというありがたい書(苦笑)。

ありゃ、調子に乗るとまた長文になってしまいました。すみません。
カ○レの皆様、どうぞお楽しみに。
前回のYセンセイの弁@打上げ を受けて、オケにも押し売りしていいですかねぇ…。

まだまだ作業は続くので、缶詰めに戻るのでした。
#バラ誘引作業のために開けておいた明日が天候的にダメダメそうなので、缶詰め作業にはちょうどいいでしょう。はぁ。
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by cantotanto | 2009-01-09 22:58 | 外国語曲のことばのこと
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