「メリーポピンズ」 子守唄1曲目 "Stay awake"
先日見に行った「シュレック2」のクレジットでジュリー・アンドリュースの名前を見つけ、どーしても見たくなってきた「メリーポピンズ」。早速掛けました。

いやぁ、いいですね。作品は1964年、舞台は1910年のロンドンと、まぁ一言で言ってしまえば古臭い。でも、そこで繰り広げられる魔法(?)も歌も踊りも生き生きとしていて、とてもCGのなかった時代の作品とは思えない。今ならソフトとハードとオペレーターのチームを確保すればチョチョイのチョイで仕上げられる(?)効果を、ありとあらゆる手段(コマ撮り、逆回転、画面の合成etc.etc)を使って苦労して描いているのです。
#アニメと実写の合成を前面に押し出した長編映画は、これが初めてじゃないかしら。
「ロジャーラビット」とかじゃ、ないですよ。

ジュリーは実はこの作品が映画初主演(というか初出演)。その前にブロードウェイのミュージカル界では売れっ子になっていたのですが、彼女の歌声に惚れこんだウォルト・ディズニーが「うちの所の映画に主役で出てくれっ」と頼み込んでのキャスティングになったとか。
#そう、この作品がなければ、映画版「サウンド・オブ・ミュージック」はなかった訳です。ここはディズニー様様と言うべきか。

この映画には今でも有名な曲がいっぱいあって、♪チムチムニーチムチムニー♪の「チム・チム・チェリー(実は煙突掃除やさん以外の仕事をしている時の歌詞もある)」や、「世界一長い単語」としてギネスに載ってたことのある(今も??)「スーパーカリフラジリスティクエクスピアリドーシャス(supercalifragilisticexpialidocious)」なんかが挙げられます。でも、今回ご紹介したいのは子守唄。乳母であるメリーがバンクス家(お父さんは銀行員(笑))の子供達を寝かしつけるシーンは2回あるのですが、2曲とも、非常に美しいのですよ。

1番目は”Stay awake"、直訳すれば「起きていて」ですね。
メリーとの初めての冒険で1日中楽しんで興奮した子供たちが、「やだー、寝たくなーい、眠くなーい」と駄々をこねて騒いでいる中、彼女が歌う歌は
   「起きていて、眠らないで。
    皆はおねむの時間だけど、あなた達は眠くないのね。
    ふかふか枕もあるけど、眠ったり、夢を見ちゃ駄目よ。」
という主旨の(ごめんなさい、ストレートな歌詞掲載は避けておきます)、完全に逆説的な歌詞。
でもメロディーは、優しい優しいきれいな子守唄。
これ、興奮している子供たちに「こらー、寝なさーい!」って叱るより、実際効果的だと思います。映画だと眠るの早すぎな気がするのは横に置いておいても(苦笑)。

日本語トラックでも聴いてみたんだけど、歌詞が間延びするせいか(仕方ないんですよ。音節あたりの情報量が日本語だと少なくなるから、ゆったりした曲だと間延びしちゃうんです)、歌う人が違うせいか、ジュリーの英語版と何か違う。色気というか、訴える力を求めるには、英語版の歌をお勧めします。
#問題は、自分に子供が出来た時に、英語版の雰囲気をわかって寝てくれるかどうかだ。
##そのためにバイリンガル教育…か??? ←何かちょっと違う。

<DISK情報(DVD)>
メリーポピンズ VWDS4488
/ ブエナ・ビスタ・ホームエンターテイメント
スコア選択: ★★★★★

ジュリー・アンドリュースの映画デビュー作。CGのない時代、ディズニーが特撮とアニメ合成で子供たちに夢を与えた意欲作(メイキングは見もの)。ジュリーの歌はどれも素晴らしくて…

監督: ロバート・スティーブンソン
脚本: ビル・ウォルシュ、 ドン・ダグラディ
製作: ウォルト・ディズニー
音楽: リチャード&ロバート・シャーマン兄弟

Cast メリー・ポピンズ: ジュリー・アンドリュース/麻生かほ里
     バート: ディック・ヴァン・ダイク/山寺宏一
     バンクス氏(お父さん): デイヴィッド・トムリンスン/永井一郎
     ジェーン(お姉ちゃん): カレン・ドートリス/前田利恵
     マイケル(弟くん): マシュー・ガーヴァー/辻治樹  etc.etc.
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by cantotanto | 2004-08-01 00:40 | ミュージカル
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