(おシゴトサボらずに、昼休みに書いてます。時間指定機能って、こういう時ちょっと便利)
mixiに加えてfacebookも活動の場に加えたら、ますますこちらを放置してしまっているcantotantoです。 今日は6ケタ表記だと111111の日、ということで、11:11の記念ログを残しておきます。 いろんな所に日付印押したり、日付書いたりしたくなりますが、そんなに押すべきネタが豊富にあるわけがない、ということに半日かけて気付きました(苦笑) 宣伝をしそこねてるネタとして、今後の活動スケジュールをば。 ・11/19(土)17時開演 つくばでモツレク ・12/4(日)13時半開演 トリフォニーでロシア物2曲@カペレ の予定となっております。 前者は「モツレク歌いたい」団員さんが増える→チケットが凄い勢いでさばかれるという流れですでに混雑が予想されておりますが、お聴きになりたい方、まだチケットありますのでお声掛けくださいませ。 サックバットを吹くにゃんさんを拝見できる、という特典(?)付きです。 #そういや私も振ってるところと録音してるところと飲んでるところしか拝んだ記憶がありません… ■
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by cantotanto
| 2011-11-11 11:11
| ブログいじりのこと
「ふるさとの四季」を作曲者の棒で歌おうという地元企画に、お声掛けいただき参加しております。
音は取れてる皆さんの所に後から行って初見大会、が先週のこと。 唱歌は本当に、恐ろしくって… ・曲は知ってるものばかり(でも「鯉のぼり」は最初しか知らなかった…) ・節も子供のころ聴いたものばかり ・歌詞は日本語だが完全文語がひらがなで書いてある のトリプルで、「何となく子供のように歌う」ことは出来ても「大人の音楽」にできません(滝汗) 例えば「夏は来ぬ」(季節外れですみません。古英語だとSummer is icummen inか!?) うのはなの におうかきねに ほととぎす はやもきなきて しのびねもらす なつはきぬ なんじゃこりゃ。現代語で使いそうなのは「垣根」「ホトトギス」「夏」位じゃないでしょうか。 これがまた「はやもきなきて」が少し音痴っぽい跳躍音なので、主旋律歌ってるソプラノさんたちが「わかってない」と、一発で「わかってない」ことがはっきり見えてしまいますw で、今週はちゃんと、予習しました(悪筆はご愛敬で)。 ![]() もはや外国語扱いです。最近はよっぽど「初見」の歌詞でなければここまでしっかり書き込みません。 漢字のイメージを頼らないと意味がわからないくらい、文語って遠くなっちゃったんだなぁと反省。 これでもまだ「卯の花の匂い」や「時鳥(ホトトギス)の鳴き(ここは啼きを使うべきだったか)声」をリアルにイメージできていないので、やはり自国の文化へのなじみの薄さを痛感でございます。 #2番は「和服姿の若い娘さんが手で田植えしてるところ」をイメージすれば…って、この絵も現代から遠いですねぇ… この作業のお陰で「げに→実に」「さながら→宛ら」という漢検級の豆知識も得てしまいました。うん、普段使ってないです。 少しでも大人の日本語曲が歌えるように、期間限定ですがいろいろ精進してみますです。 ■
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by cantotanto
| 2011-09-13 00:09
| 外国語曲のことばのこと
秋来りなば、アドヴェント遠からじ
…というか、mixiの「クロスステッチ・マニアクス」コミュの 「夏が来ればクリスマス」 という強引なキャッチコピーに、今年は早めに乗っかってみることにしました。 カントリーアメリカンな風味のクリスマスサンプラー、一文字ずつ刺しております。 うた日記はなかなか上げられませんが(うたってはいるのですよ(汗))、こんな「小さな進捗」を少しずつ上げていこうかなぁと思っております。 ![]() で、天使の絵。天使と言えばEngel(独。ngの鼻濁音をなめらかに仕上げて、決してゲと言わないこと)、と、のっけから「英単語から縁遠い病」の症状が出ております。そうか、Aだから「あんげるす(Angelus:羅)」だったわ、とかw タイトルは正しくは「エイ(A)は「エンジェル(Angel)」のエイ」でしたね(^-^;;> 英語のキットなのですが、本気で何の単語だかわからない絵がいくつかあります。 追い追い、悩みながら1文字ずつレポートしていくつもりですので、どうぞお付き合いくださいませ。 ■
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by cantotanto
| 2011-09-10 00:13
| 針いじりのこと
バッハセミナーとその翌日まで取ったお休みのうち、休肝日は昨日だけというハードスケジュールのため(そこか?)何もレポートしないままでございました。
本日がセミナー最終日、午後2時から終了演奏会です。 豪華な器楽陣、数多くの素晴らしいソリストたち(プロアマ混成、皆受講生です!マイミクよねぴーさん、成さんもご登場です) そして、いつもより多い約80名の合唱団から多彩な音楽を引き出す佐々木センセイ! お時間の許す方、席に限りはございますが、どうぞ起こしくださいませ♪ 私はイチ合唱団員ですが、心置きなく楽しんでまいります。 〜〜〜 バッハセミナー in 明日館 〜〜〜 第10回 終了演奏会 8月7日(日) 13時30分開場 14時開演 入場無料 会場:自由学園 明日館(みょうにちかん) 東京都豊島区西池袋2-31-3 (JR池袋駅メトロポリタン口より徒歩5分、目白駅より徒歩7分) http://www.jiyu.jp/ 曲目:J.S.バッハ作曲 ヨハネ受難曲 BWV245 全曲 指揮:佐々木正利 器楽:バッハセミナーin明日館特別アンサンブル ヴァイオリン/ヴィオラ・ダモーレ 川原千真、三輪真樹 ヴィオラ 李善銘 チェロ 田崎瑞博 ヴィオローネ 寺田和正 オルガン 能登伊津子 ヴィオラ・ダ・ガンバ/リュート 福沢宏 フラウト・トラヴェルソ 稲葉由紀、国枝俊太郎 オーボエ/オーボエ・ダモーレ/オーボエ・ダ・カッチャ 江崎浩司 オーボエ/オーボエ・ダモーレ 森綾香 ■
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by cantotanto
| 2011-08-07 09:19
| 本番でうたうこと
ヴェルレク歌いに行きますと書いたきり、かなり燃えつきが長かったcantotantoです。
もっとも、燃え尽きていたのは最初の数日だけで、mixiに加えてfacebookでいろいろ書いていたら、あんまりブログに書き込まなくてもいいや~な生活が定着しちゃったからでした。すみません。 こちらでご紹介したいネタが出てきたときには、ふらっと現れるスタイルで参るかと思います。 …さて、明日から休みを2日分確保して、8/4(木)~8/7(日)の「バッハセミナー in 明日館」に参加して参ります。昨年に続き2回目です。昨年ご一緒した方、久しぶりにここで一緒に歌える方に会えるのが楽しみで楽しみでございます。 今年は何と器楽大盤振る舞いでヨハネ受難曲を全曲演奏!第1部は昨年やったのですが、第2部のユダヤ人集団のセリフ回し(=合唱曲)の激しさに、明日乗っかれるのか若干不安でございます(^-^;; 最終日午後には無料で終了演奏会を公開しておりますので、「参加したかった~」な方はご検討くださいませ。 で、今日のお題は、塔レコード店にてふと出会ったこちらのCD。(Amazonにはmp3ダウンロードだけあり。時代ですなぁ…) ![]() Ricercar Consort, Philippe Pierlot, Maria Keohane, Carlos Mena, Hans Jorg Mammel 形式: MP3 ダウンロード 価格: ¥ 2,400 で、何がびっくりって、この演奏(2010年録音)のエヴァンゲリストが、今年のLFJ(熱狂の日、のアレ)でマーラーとシューマンのリートを聴いた、イェルグ・マンメルさんだったので。 なるほど、こっちの方面の方でしたら、あの軽い歌い方やプロフィール記載の共演者も納得でございます。 各パート2名ずつの、いかにも古楽らしい演奏。ユダヤ人のテンポ、本気で早口です。 そうそう、これを見つけた日のお気に入りをもう一つ。 某店で「テルマエ・ロマエの隣あたりに置いていただけるといいと思います」というPOPと共に、指定通りの場所に平積みされていたのでつい購入。日高出身のケンタウロスの健太郎が新人サラリーマンとしてふつーに(?)シゴトしています。まぁその不条理さを楽しむマンガですが、取引先のベテランケンタウロスのシャンティさんなぞ、あまりのぶっ飛んだ設定に爆笑しつつちょっと感動。じわじわ来ますです。 さぁて、明日は午後からとはいえ、ちゃんと寝なくては。 明日からご一緒する皆さま、どうぞよろしくお願いします~。 ■
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by cantotanto
| 2011-08-04 03:07
| 合唱曲
1週間半かけて、何とか風邪が治せたような感触のcantotantoです。とびとびブログですみません。
団内でチケット不足だったので、宣伝としての記事上げはしておりませんでしたが、明日こんな本番に乗ります。 東京アカデミッシェカペレ 第41回演奏会 指揮:小林 研一郎 日時:2011年6月12日(日) 14:00開演 (13:15開場) 会場:サントリーホール(大ホール) ソリスト:出口 正子(Sop.) 牧野 真由美(M.Sop.) 望月 哲也(Ten.) 長谷川 顯(Bas.) 曲目: G.ヴェルディ/歌劇「運命の力」序曲 「レクイエム」 *当日券は「13時より発売 若干枚」となっていますが、本当に若干な可能性が高いです。ご覚悟下さい。 実は、人生初「サントリーホールの舞台」です。 #うっかり人生初「サントリーホールの客席」と言ってしまいましたが、それは15年くらい前に通過済みでしたw もちろん1年も前からハコと指揮者と曲目は決まっており、練習も昨年末からこつこつと続けてきたのですが、本番の3か月前に、あの大震災と大津波。 実は3月に千葉県の少年少女オケ(合唱はオペラシンガーズ(合唱指揮ABセンセイ))で震災後行われた演奏会(佐渡裕指揮)も全く同じ曲の組み合わせで、このレクイエムの持つ「訴える力」はテレビで観てひしひしと感じておりました。 時にささやくように、時に官能的なまでに美しく、また時には激しく叫ぶように訴えられる人間の祈り。 映画やCMでも多用される、「最後の審判の日」の激しい描写。涙を誘う悲しみの具現化。 いろんな意味でオペラのような、とてもドラマティックなレクイエムです。 お越し下さる皆さまと、祈りの場を共有できるような演奏にできれば幸いです。 手前味噌ではございますが、拙訳をプログラム冊子内に入れていただいています(前回別刷りだったら「終演まで配るな」というお話しになりましたものでありがたい…)。しかも印刷屋さんの努力で見開き4ページ、しかも曲の中でめくりが来ない配置に収めていただきました(「冒頭~Dies irae最後のAmen」と、「Offertoriumアタマ~ラストまで」のページ割り)。演奏中に読むかどうかは別として、聴衆の皆さまが演奏に近づく助けとなれば嬉しいです…。 いやー、実は本番1週前のオケ合わせを風邪で寝込んでお休みしている間に「噂に聞きしコバ○ンアレ○ジ」が結構あちこち具現化されていてちょっと驚きました。曲を暗譜するほどご存じの方々、お楽しみに。 ■
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by cantotanto
| 2011-06-12 00:25
| 本番でうたうこと
ただ今、来月のヴェルレク本番プログラム用に対訳小悩み中。
いや、前回も同じ団体でレクイエム(デュリュフレ)だったんだから使いまわし可じゃん!と思っていたら、立ちはだかる長大な「Dies irae(怒りの日)」のテキストにtremorっています…。 昔々、中学校の英語の先生に「後ろから訳せ」と言われていたこと(*)は往々にしてラテン語にもあてはまりまして、極端な例だと以前カルミナ・ブラーナぶっちゃけ意訳でこんな感じで使いました。 (*余談:きれいな訳文を作るには有効ですが、今は必ずしも英語勉強法として推奨されてないようでして。例文は面倒くさくて出しません、ごめんなさい) Gloriantur et letantur in melle dulcedinis. qui conantur, ut utantur premio Cupidinis; クピド(キューピッド)のご利益を いただきたいもんだと たくらむ奴は、 甘い歓喜の蜜の中で 自信満々になって 楽しいことをしてみよう。 最後の行から、ほぼ順番に訳しております。流石に本番用は3行ずつで切って倒置にしましたが。 団員用に逐語訳も添えていて、補助として意味の通る日本語の訳文を載せたい時には、対訳の行数を揃えつつも、こんな感じで自由に行を渡った訳を作っております。 で、今回悩んだのがすでに団員用に配っているコレ↓ Dies iræ, dies illa, solvet sæclum in favilla, teste David cum Sybilla. ダビデ王と巫女シビラの預言の通り、 この世が焼き尽くされて灰になる その日こそ、怒りの日。 日本語として読むなら「英語のセンセイの言っていた通り」に後ろの行から訳すこの形が正解、だと思うのですが…。 さらっとテキストが流れるケルビーニやせめてモーツァルトのレクイエムまではこれで許されそうではあるのですが、"Dies iræ, dies illa"部分をハデに扱い、しかも曲中何度もこの部分を出してきているヴェルディさんだと、「ダビデ始まり」はやはり問題だと思いまして。 今回、まじめな行対応の対訳とすべく、 その日こそ、怒りの日。 この世は焼き尽くされて灰となる。 ダビデ王と巫女シビラの預言の通りに。 と倒置してみました。 うん。これで行ってみよう。 モンダイなのは一事が万事こんな感じで考えなきゃいけないテキストが3行×18連あることでございましてorz 苦労を楽しみたいと思っておりますです、はい。 ■
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by cantotanto
| 2011-05-20 12:59
| 外国語曲のことばのこと
震災の後のマーラー交響曲第2番「復活」訳の後、長らく潜伏しておりました、cantotantoです。
本当は聖週間の後にマーラー交響曲3番の「ペテロの罪は許された」のテーマでお送りしようと思っていたのですが、タイミング逸してしまったのでこれはそのうちに。 #今年の夏にマーラーの3番を歌って遂に彼の合唱曲をコンプリートのはずが、何と会場があのミューザだったために予定は白紙となってしまいました…ここにも震災の影響が。 さて、同じく一部会場への影響&アーティスト来日キャンセルのあおりを受けて仕切り直しとなった「熱狂の日」ことラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(以下LFJ)。今年のテーマは「タイタンたち Les Titans」。 Titanといえば2010~2011年が記念イヤーなマーラーの交響曲第1番!なのですが、ここではドイツ後期ロマン派の作曲家をぐわっとごった煮にしたイベントとなっております。 実は震災前後は「なんとなく」落ち着かなくてLFJのチケットを取らないままだったのですが、仕切り直しの発売日の10時にパチッとWeb発注できてしまったために、今年は初めての小部屋鑑賞が叶いました。 [本日のその1]G-17a ハンス・イェルク・マンメル(テノール) 三ッ石潤司(ピアノ) マーラー:さすらう若人の歌 マーラー:リュッケルトの詩による歌曲集 他 G(ガラス棟、のGか)409という、行ってみたら本当に会議室にイスを並べただけ、の部屋、153席。 歌詞対訳をもらってびっくり。チケット販売時点で「他」と書かれていた作品は「シューマン:詩人の恋 Dichterliebe」の、もちろん全曲演奏でした。何という大盤振る舞い!(ちなみに45分間の予定がたっぷり1時間かかっていて、直後のプログラムのチケットを持っている方は大変そうでしたw) テノールが歌う「さすらう若人」は高声用に移調かと思いきや、メゾ/バリトンが歌う時と同じ原調のまま。若く、軽い声のテノールの方なのですが、低い音も出せるのでそのまま行った、という感じです。(Gucci兄が投げてしまいそうな、Cより下の音がいっぱい出るのですがw)従ってマーラーの2歌曲集とも曲の大半は張った音を出さない音域なのですが、150人のサロンコンサート風ではこれもいい味が出て良かったと思います。むしろ淡々と地の文を歌いあげ、高音域のpが本当に「楽に」出ている演奏を聴くと、これがこの曲の本当の歌い方なんじゃないか(→自分の出番はますます、ない(苦笑))と、目からウロコでございました。 原調を選んだおかげで、さすらう若人2曲目の「交響曲1番1楽章マンマ」の快活なメロディーや、リュッケルトの「私はこの世に捨てられて」の「交響曲5番4楽章の有名なアダージェットに似てる…」という所もわかりやすかったんじゃないでしょうか。 実はマーラーは譜面台の楽譜をめくりながらの演奏だったのですが、その後のDichterliebeは当然のように(苦笑)暗譜で朗々と。時系列では逆なのですが、「Dichterliebeを持ち歌にしているドイツ人のテノールリート歌い」の方が、マーラーの歌曲を歌うとこうなる、という所を並べて聴けた訳で、そういう意味でもこのプログラムは美味しい組み合わせでして。こちらはよりドイツリートらしい、短い曲のたたみかけでメリハリのある曲集ですので、すっかり自分のものにされているいろんな表情をやはりサロン的な距離で楽しめたのは本当によかったです。 そして、特筆すべきは多弁なピアノ!Dichterliebeの終盤あたりでもそうですが、特にマーラーは敢えて歌手を黙らせて(曲に入り込んでると「あれっ、歌手出忘れた?」と思うくらい)ピアノに先行テーマや「空白」を歌わせることが多いのですが…今日の伴奏の方は本当によく歌っていて、マーラーの「ピアノでオーケストレーション」の上手さがとても気持ちよく伝わりました。 …結論。聴いてよかった!演奏家(のはしくれ)目線としても、ひとつの小さな演奏会としても、楽しめました。 [本日のその2]D-15f ヴォーチェス8(声楽アンサンブル) ブラームス:われらの父は汝に望む(「祭典と記念の格言」 op.109 より 第1番) ブラームス:気高き神はいずこ(「祭典と記念の格言」 op.109 より 第3番) ブラームス:なにゆえに、光が悩み苦しむ人に与えられたのか(「2つのモテット」op.74 より 第1番) レーガー:アニュス・デイ(「8つの宗教的小品」 op.138 より 第6番) レーガー:われらみな唯一なる神を信ず(「8つの宗教的小品」 op.138 より 第8番) ブルックナー:モテット「この場所は神が作り給う」WAB23 ブルックナー:モテット「正しい者の口は知恵を語り」WAB30 ブラームス:強き盾にて武装する人、その城を守らば(「祭典と記念の格言」op.109 より 第2番) こちらは「横長の小ホール」221席。席数の割に、広く感じました。 Voces8は、LFJ主催者のルネ・マルタン氏がイギリスで発掘してきたという、若い8人組。 ソプラノ2人は女声(おみ足美しく登場!)ですが、ATB×各2は全て男声という、いかにもイギリスらしい構成と響き。音と歌い方の雰囲気も、King's Singersあたりを彷彿とさせます。 女声Sと男声Aを何とか混ぜるために配置にも工夫しているようでした。 最初と最後のブラームスのドッペルの曲はASTBBTSAの配置。そうでない曲はASASTTBBとか、レーガーの5声の曲はSASTBとか、とにかく ・声質に違いがあるSとAをできるだけ「混ざる」ように配置 ・Sが分離しないように男声で囲むべく、できるだけステージ表近くにAを配置(指揮振る都合もアリ) という努力がそこかしこに。Sの中、Aの中でも出てくる場面によって音色を使い分けていた模様です。 ハーモニーのち密さは、イギリス伝統の折り紙つき。ヒトの声で三和音やオクターブを決めるとこんな音がするんだって、LFJの楽器巡りの方にも聞かせたいんですけどねぇ。 ゾクゾクする決まりどころがいっぱいあり、うれしい限りです。 歌ったことのないブラームスのWarum"連呼のモテット(BachっぽいけどBachよりずっと難しいフーガ、魅力です。最後のルター作コラールはBachのカンタータで歌ったことある歌詞でした)やレーガーの曲は、シャイン会あたりでいつか合わせてみたい曲でした。 あと、歌ったことある曲ですが、ブルックナーのLocus isteのバスパートは「バス協奏曲」ばりの大活躍だなぁと、楽しく再認識しましたですw そうそう、バリトン氏が(おそらくローマ字書きで用意してきた)日本語のご挨拶&曲紹介をいっぱいしゃべって下さいましたが、 「ツギノBrahmsノキョクハ、ユメイナ作曲家、ばっくノアイキョウヲ受ケタモノデス」 ってな感じのご愛敬で、なかなかほほえましかったです。 注:Bachの英語読みは「バック」、ドイツ語曲を歌っていることもあり、影響→eikyou→アイキョウと発音、かと思われます。 拍手がいっぱいあれば、「Sing along=一緒に歌おう」企画も出てくるかと。 ボイパ多用のいわゆる「アカペラ」っぽい曲造りも、実はできる所を見せてもらって、面白かったです。 こんな彼らのコンサートが、明日明後日の1100人ホール分はまだ売り切れていません。 お時間と興味がある方は、是非Webまたはコンビニでポチってお越しください。1つにまとまった素晴らしいアンサンブルが聴けるはずです! ■
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by cantotanto
| 2011-05-04 03:36
| 聴きに行くこと
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