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RVWのト短調ミサ、聴きまくり!
「喉がおかしく風邪気味」は「喉はそこそこ良くなったけどおなかに来る風邪」に進展し、それを何とか押さえ込めて来たかな、のcantotantoです。
しかし、休日出勤シゴトの作業量が突然膨れ上がり、結局土曜日の合唱団その1の練習は休んでしまったものの身体は休めていない…

何はともあれ、明日はスロースタートで2週間ぶりの大学OB合唱団企画に出席しようと目論んでおります。
で、「大先生」に刺激されたわけではありませんが、RVW(合唱団のほうでは通称ボンウィリ)のミサ曲を聴きまくっておきましたのでレビューしておきます。

Vaughan Williams: Mass in G minor; Motets
Ralph Vaughan Williams / Naxos

まずはいつもどおり安く仕入れたNaxosのこちら。演奏はカナダの合唱団ですか…。
ソプラノは女声ですが、合唱を含めアルトパートがかなりカウンターテノールっぽいのが耳につきます。割と淡々とした、お手本どおり風の演奏なので、音取りには有効です。イギリスアカペラモノっぽい透明感もなかなかあります。たぶんそんなに大人数で歌っていないのでしょう。
少なくとも2週間前に通してみたときの指揮者Tさんのテンポがこれに近い感じなので、リファレンスにされているのかな、とも思っています。

で、↑のCD仕入れ記事に対して、Enigmaさんがコメント欄で勧めてくださったのが、Corydon Singersの、こちら↓。先日の仕入れで、中古品を発見です。

Howells: Requiem; Vaughan Williams: Mass in Gm
Jonathan Best Herbert Howells Ralph Vaughan Williams Matthew Best Michael Chance Thomas Trotter Jane / Hyperion

いやぁ、本当に格好いい演奏です。現代イギリス合唱曲の、派手な格好よさがこの曲にもしっかり詰め込んであります。(次トラックのTe Deumなんてさらに派手派手な演奏。)
滑らかな旋律に漂う色気(はぁい、アルトのKyrie冒頭なぞ、見習わなくてはいけません)、一方でCredoの合唱入り”Patrem omnipotentem"なんか、こんなにマルカートでいいのか、というくらいの激しさ。更に”cujus regni non erit finis"のフレーズがどんどんどんどんアッチェルダントして、本当に王国の終わらなさがどこか無限の彼方に飛んでいくような錯覚さえ覚えます。
Bestさんってこんな思いっきりの良い指揮するんだっけ、と再発見。ブリテンやらなんやら、コリドンモノは結構持っていたつもりだったのですが。合唱も正確さときらびやかさと深さが程よい調和で、とにかく聴かせる力を持った一枚です。

こちらもどうやらアルトのソリストに関してはカウンターテノール採用のようですね。
非常にイギリスらしい響きになっているのですが…女声のアルトもこんな感じに歌っちゃっていいのでしょうか…。リファレンスになるのだかならないのだか。

(ディスクケースは2枚ともクルマの中なので、詳細掲載はまた後ほど)





この曲(5曲構成)の中から、1曲分だけソロをいただきました。実は合唱舞台のソリストデビュー、になります。

明日の練習、ハズさないかドキドキです。
何せ、同じ曲で組む残り3人(STB)が豪華メンツですから…。

まぁ、ノドも体力も本調子じゃないから、だましだまし歌ってくることにはなるのでしょうが。
by cantotanto | 2005-09-18 02:23 | 合唱曲
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